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腸内環境と免疫

2021年01月14日

免疫細胞の7割は腸内に存在するってご存知でしたか?

人間は口から食べ物や飲み物を摂り入れますが、それらは食道や胃を通ってすべて腸に送られ、腸壁から栄養分や水分などが吸収されます。
つまり、口は外界と体内をつなぐ門ではありますが、実際に栄養分や水分として体内に取り入れているのは腸なのです。
腸にバリア機能がないならば、外部から摂取するものはすべて体内に取り込まれることになってしまいます。
しかし、腸内には免疫細胞が体全体の約7割と集中的に存在しているため、病原菌などの有害なものを攻撃して、有害物質がそのまま取り込まれないように防御してくれています。
健康に生きていくためにも腸内の免疫細胞が重要な役割を果たしているといえます。

免疫細胞は病原菌やウイルスなどの身体にとって有害な物質だけに反応し、攻撃します。
免疫細胞が「身体にとって有害ではないもの」や「自分自身の細胞」までも攻撃する異常事態が生じることもあります。
食物アレルギーや自己免疫疾患などがそうです。
最近の研究では、免疫細胞の暴走を食い止める免疫細胞「制御性T細胞」が存在することが分かってきました。
制御性T細胞は有害ではない物質や自分自身の細胞を攻撃する免疫細胞の活動を抑制し、アレルギーや自己免疫疾患による症状を抑えます。もちろん、この制御性T細胞も腸内に集まって存在しています。
腸内には免疫細胞だけでなく細菌もたくさん存在しています。
個人差はありますが、100兆個以上もの細菌が腸内に住み着いていると言われています。
腸内細菌は種類ごとに集まって「腸内フローラ」と呼ばれる花畑のような状態を作っていますが、腸内環境が崩れると制御性T細胞が減少し、アレルギー症状や自己免疫疾患などが生じることもあります。
このように免疫と腸内環境は密接に関係しているため、免疫を高めたい方は腸内環境をよくするとよいでしょう♪

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